映画「来る」を観た感想
皆さんこんにちは!
今回このブログでは初めての映画レビューをしたいと思います。
まずこの映画「来る」はホラー映画で、なんとなく面白そうだなと思って
ビビリの私が奥さんと一緒にいたから観れた作品です。笑
※ここから軽くネタバレしますので、自己責任でお願いします。
この映画をみた結論を言うと
とんでもないホラー映画を引いてしまったなと
良い意味でも悪い意味でも思った。
ホラー映画の始まり方としてはあまりにポップというか
音楽もそれっぽくない感じだった。なんと言うかワクワクするような。
そして、設定も山の祟り的な感じで引き寄せられるものがあった。
主人公と思われる男が小さい頃の思い出をフラッシュバックさせながら、
現代に場面展開するのも良かった。
しかし…!
しかし、、、、そんなことになるなんて…笑
<キャストに関して>
この作品で私が感じたのは、俳優の素晴らしい演技力だ。
キャストが違ったら180度違った作品になっただろう。
特に注目したのは「黒木華」さんの演技力だ。
もちろん他の演者もとんでもなく豪華だった。
黒木さんのイメージを完全に(良い意味で)壊す作品だと思った。
彼女のイメージは清楚で控えめなイメージだった。
朝ドラとかに出ていておしとやかに振る舞う日本美人。
この作品では暴力や不倫、そして最後は…と言う難しい母親の役であったにも関わらず
目を奪われる演技でした。他の作品もぜひ観てみたいですね。
妻夫木さんのちょっとわざとらしすぎるような演技も、ただの布石だと言うことも、
その後の展開を見てわかりました。
そして主人公は妻夫木さんではなくて実は岡田さんでしたね。苦笑
岡田准一と言えば私の大好きな宮崎あおいさんの夫でもあります。
小松菜奈さんも、スタイルも良くて演技も素晴らしかったです。
発狂する演技って感情も乗せないとできないのでとても難しいですよね。
しかし今回の役でも可愛くてずっと観れる魅力を解き放っていました。
<脚本に関して>
この作品は、はっきり申し上げて「なんだったんだ?」って思ってしまう後味がある。
※ここからは強めにネタバレするので注意です!
大袈裟で、ありえないような田舎の法事、グダグダの結婚式の二次会、懐妊パーティ etc...
とにかく色々とありえないのだ。
会社の中であんなに仕事に関係のないふざけた話を大声で、しかもみんなで長い事やりとりしていて
流石にちょっとないだろうと思った。
いくらなんでも一応会社なんだし、部長まで一緒になって私語に参加して…本当に存在するなら
今すぐ転職したいくらいだ。笑
あとその会社の後輩的な女性はカギを握ってる感を匂わせておきながら、ただのアバズレ?さんだったり
マイクの性能のせいなのか邦画特有のボソボソ喋ってた事が意外と大事な伏線だったりしたので
ちゃんと日本語を理解していないと無理だなって思いました。苦笑
岡田くん演じるライターはうだつの上がらない男で、過去の女性との中絶とかも話に出てくるんだけども…
それとこれとは話が違うしあの化物を倒すためにマンションの住人を移動させて
警察の力を借りたり霊媒師とか陰陽師とか祈祷師みたいな人も集めて
それでも化け物の力が強すぎて沢山の人が死んで、それほど大変な事だったのに
最後は関係ない岡田くんの私情で女の子を助け出して…
最後は、オムライスの歌。
よくわからんし、やっぱり最終的に「なんだったんだ?」という感想ww
出てる役者は一流だけど、映画にしてはうーんな作品でした。
あくまで個人的な感想ですよ。
黒木華さんと、柴田理恵さんの迫真の演技がご覧になりたい方は是非!!