「鍵泥棒のメソッド」を観て
まず、この作品を観たきっかけはキャストの堺雅人さん、香川照之さんと
私の小3の時の初恋相手のあの広末涼子さんが出ていたのが興味を最大限にそそったからだ。
堺さんと香川さんは言わずと知れた「半沢直樹」に出ていたキャストで、広末さんも
知らない人はいないだろう。いつまでもお綺麗です。大好きです。今世は無理なので来世で結婚してください。
今回の話は、クズ人間の桜井(堺雅人)が殺し屋(香川照之)と出会い、
ひょんなことから人生が逆転する話だ。
人間と人間はこうして出会うんだなあと思ったのと
頭のいい人間はお金がなくてもお金を作る才能があって
ダメ人間はお金があってもダメなんだなって思った。
そして。。、ここからはネタバレ注意です。
この映画、なんと
誰も不幸にならない映画なんです(`・ω・´)キリッ
どういうことかって?
そういうことです。
細かい内容は敢えて言わないので、是非Your eyesで観て欲しいです。
僕なんかの乏しい語彙力で語れるほどしょうもない映画ならいくらでも語りますが
この映画に関しては完璧すぎて語れません。
<ガチネタバレ注意>
自殺未遂野郎のクズ桜井は記憶喪失の殺し屋と人生を交換し、今まで住んだことのないような
高級タワマンに住みます。
記憶喪失の殺し屋は、クズ桜井のボロアパートに住み
退院の時に知り合った婚活女性の広末さんを好きになります。
このまま記憶が戻らずにいけば幸せな生活が約束されていたのに
ある日、広末さんの父親が亡くなったことがきっかけで殺し屋は本来の記憶を取り戻します。
クズ桜井はその間、殺し屋が受け取るハズのギャラ500万円の受け取り先を
元々住んでいた現記憶喪失野郎の家であるボロアパートの郵便受けに指定します。
この時点で多くの人が気付いているでしょうが、桜井はクズなのです。
殺し屋の金を使いまくったり、その金で友人に借りまくっていた借金も返す始末。
ついに使い果たしたと思いきや、なんと隠し金も発見!!
いつものように家に帰ると、記憶を取り戻した殺し屋が部屋に戻っていた。
ここで殺されるか、どうなるかと思ったが
どうやらすぐには殺す感じでもない、恐怖感は不思議とない殺し屋。
話を聞いてみると、殺し屋というのは嘘。
自らの頭脳を駆使し、殺しの依頼があったら
ターゲットにそれを伝え、殺したことにしてどこかに消えてもらう。
ターゲットからはお礼のお金をもらい、依頼人からも殺し料金をもらう
なんとも巧妙かつ丁寧な仕事をする男だったのだ…!!
とまあかなりざっくりここまでお話ししたが、最後は本当に見事といわんばかりのハッピーエンド。
<個人的考察>
岩城社長の愛人の家にあったレア物は全て本物で、
岩城の指示でお金をビンテージ品に換え
現金はないという状況を作り、愛人もそれを知っていた。
最後はホステスを辞めて真面目にスーパーでパートをしていた人とは思えないほど
豹変し、ホステスの頃のようにタバコに火をつける。
本気で愛していたと思っていたので、まんまとやられたと女の怖さを改めて知った一幕。
殺し屋は記憶がなかった時の「桜井」として生きていたときの
広末さんの献身的な姿勢に惹かれ、記憶が戻ってもその気持ちは変わっていなかった。
殺し屋は本当の気持ちをぶつけ(車も)、二人は結ばれる(恐らく下半身も)。
一方元の生活に戻ったクズは、殺し屋が綺麗に掃除してくれた
自分の部屋に戻ると、隣人の猫が迷い込んできて、おやおや。。
猫を抱き抱えたクズの笑顔を見て隣人が「きゅん!!」でエンド。
これ映画館で見てたら思わず「ブラボーーーーー!!!」と叫んでしまいそうな作品だった。
<感想>
偉大な名の知れた俳優さんが何名か出演していて、中でも荒川良々さんが
ヤクザの親分の時点で「この作品はまさかコメディ?」とオチにもなるようなキャスティング。
普通に喋っているだけなのに笑いそうになってしまうのはピンポンのせいか?
香川さんの字が綺麗なのも好感を持てたし、作中とはいえ堺さんがバカバカ煙草を吸うのは
見ている喫煙者に今すぐ吸いたい気持ちにさせると思ったのは私だけではないはず。
もうかなり久々に監督誰だ?!ってなる作品でした。
映画は最近よく見ていますが、衝撃を受けたのでブログに綴りました。
マタネ─゚+。d(`ゝc_・´)゚+。─ッ♪